就職内定者はカードローンを使える?収入なしの場合と学生バイトの申込条件

就職先が決まったけれど、引っ越しや入社準備でお金が足りない。初任給が出るまでの生活費をどうするか悩んでいる。そんな就職内定者の方もいるでしょう。
結論から言うと、カードローンの審査で見られるのは「今の収入」です。内定しているだけで、現在の収入がない場合は、銀行・消費者金融ともに申込条件を満たさないのが一般的です。一方、20歳以上でアルバイトなどの安定した収入があれば、申し込める会社はあります。
この記事では次の内容を解説します。
- 内定者がカードローンを利用できるかどうかの判断基準
- 学生の内定者が申し込める主なカードローン(2026年10月時点)
- 申込み時に勤務先をどう書くか、在籍確認はどうなるか
- 収入がない場合に検討したい方法
※本記事は、20歳以上の内定者(主に大学生・専門学校生など)を想定しています。
就職内定者はカードローンを利用できる?
審査で見られるのは「現在の安定した収入」
カードローンの申込条件では、ほぼすべての会社が「安定した収入」があることを求めています。内定先からの給与はまだ支払われていないため、内定しているという事実だけでは収入として扱われないのが一般的です。
収入がない場合、消費者金融では借りられない
消費者金融などの貸金業者からの借入には、貸金業法の総量規制があります。借入額は他社分と合わせて年収の3分の1までに制限されるため、収入がない人は借りることができません。
銀行カードローンも安定収入が条件
銀行カードローンは総量規制の対象外ですが、各行とも申込条件で安定した収入を求めています。たとえば、三菱UFJ銀行「バンクイック」は「原則として安定した収入があること」、みずほ銀行は「安定かつ継続した収入が見込めること」を条件にしています。
アルバイト収入がある内定者が申し込める主なカードローン

アルバイトなどで毎月安定した収入がある学生の内定者は、申し込めるカードローンがあります。ただし、学生の申込みについての扱いは会社ごとに異なります。
| カードローン | 学生の申込みについての公式の案内 |
|---|---|
| アコム | 20歳以上で安定した収入と返済能力があれば、大学生などの学生も申込可 |
| プロミス | 18歳〜74歳。高校生は不可。大学生などは安定した収入があれば申込可能。19歳以下は原則として収入証明書類が必要 |
| アイフル | 利用対象者に「学生など」を含む(満20歳以上69歳まで) |
| SMBCモビット | 満20歳以上で、アルバイトなどで毎月一定の収入があれば利用できる可能性がある |
| auじぶん銀行カードローン | 満20歳以上でアルバイト等の収入があれば申込可 |
| 横浜銀行カードローン・イオン銀行カードローン | 学生は申込不可と明記 |
※2026年10月時点の情報です。最新の条件は各社の公式サイトでご確認ください。
学生がカードローンとクレジットカードのキャッシング枠のどちらを使うべきかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
短期間で返せるなら無利息期間を活用する
初任給が出たらすぐ返せる少額の借入なら、大手消費者金融の無利息期間を使うと利息を抑えられます。アコム・アイフルは契約日の翌日から30日間、プロミスは初回利用日の翌日から30日間(メールアドレス登録とWeb明細の利用が条件)です。
レイクには、Web申込みで60日間無利息になる特典があります(365日間無利息は契約額50万円以上などの条件があり、併用はできません)。ただし、レイクの公式サイトでは、学生の申込みについての回答内容を今回確認できていません。申し込む前に公式サイトのよくある質問で確認してください。
レイクALSA

| 審査時間 | 画面に審査結果を表示 | 融資時間 | 契約後最短即日※21時(日曜日は18時)までのご契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で最短当日中にお振込みが可能です。 一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。 |
|---|---|---|---|
| 利用限度額 | 500万円 | 実質年率 | 4.5%~18.0% |
レイクはWebで申し込むと、はじめての方に60日間の無利息特典があります(条件を満たすと365日間。特典の併用は不可)。学生の申込可否は公式サイトでご確認ください(※2026年10月時点の情報)。
20歳以上なら親の同意は不要だが、計画は立てて
成年年齢は18歳ですが、多くのカードローンは20歳以上を申込条件にしています。20歳以上でカードローンを契約する場合、親の同意は必要ありません。そのぶん、返済の責任はすべて自分にあります。初任給の手取り額や、入社後の家賃・生活費を見込んだうえで、無理なく返せる金額にしましょう。
内定者がカードローン審査で気をつけたいポイント
アルバイトの収入が継続しているか
審査では、収入が毎月継続しているかが見られると考えられます。卒業間近でアルバイトを辞める予定がある場合は、その後の返済をどうするかも考えておきましょう。
信用情報に延滞の記録がないか
スマホ端末の分割払いやクレジットカードの支払いが遅れたことがあると、信用情報に記録が残っている場合があります。スマホ端末の分割払いは信用情報機関に支払状況が登録され、支払遅延の情報は完済後も5年間残るとされています。延滞の記録があると、審査に通りにくくなります。
希望額は必要最小限にする
希望額は、引っ越し費用の不足分など、本当に必要な金額だけにしましょう。総量規制により、たとえば年収(アルバイト収入)が90万円なら、消費者金融からの借入は他社と合わせて30万円までです。
申込み時の勤務先と在籍確認

勤務先には「今のアルバイト先」を書く
申込時の勤務先には、内定先ではなく、現在働いているアルバイト先を記入します。まだ働いていない内定先を書くと、申告内容が事実と異なることになり、審査に落ちる原因になります。年収も、アルバイト先からの実際の収入をもとに申告しましょう。
在籍確認はどうなる?
2026年10月時点では、大手消費者金融5社がいずれも勤務先への電話による在籍確認を原則行わないと案内しています(アコムは「100%なし」、レイクは「一切おこないません」、プロミス・アイフル・SMBCモビットは「原則なし」)。アルバイト先に電話がかかる心配は小さいといえます。
一方、銀行カードローンは勤務先に連絡する場合があります。たとえばauじぶん銀行は、登録された勤務先に連絡し、原則は銀行名、希望すれば個人名で連絡すると案内しています。
本人確認とアルバイト収入の書類を用意しておく
申込みには運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。アルバイト収入を示せるよう、直近の給与明細や源泉徴収票も手元に用意しておくと、審査の過程で提出を求められたときに慌てずに済みます。
入社後に勤務先が変わったら届け出る
カードローンを契約したあとに入社して勤務先や年収が変わった場合は、カードローン会社に届け出るのが一般的です。入社後の手続きや、勤め始めて間もない時期の借入の注意点については、こちらの記事で詳しく解説しています。
収入がない内定者が検討したい方法
アルバイトをしていない内定者は、カードローン以外の方法を検討しましょう。
- 家族に事情を話して一時的に借りる、または援助を受ける
- 入社準備にかかる費用(引っ越し・スーツなど)を見直し、分割や後払いにできるものがないか確認する
- 大学の学生課や奨学金の窓口に、緊急の貸付制度がないか相談する
- 入社後の社宅・寮や家賃補助の制度がないか、内定先に確認する
「収入なしでもOK」とうたう業者には注意
収入がなくても学生にすぐ貸すかのように宣伝する業者は、貸金業の登録をしていないヤミ金の可能性があります。SNSでの個人間融資も同様です。困ったときは、消費者ホットライン(188)や日本貸金業協会(0570-051-051)に相談しましょう。
まとめ|内定者は「今の収入」があるかどうかで判断する
- カードローンの審査で見られるのは現在の収入。内定しているだけでは申込条件を満たさないのが一般的
- 20歳以上でアルバイトなどの安定収入があれば、アコム・プロミス・アイフル・SMBCモビット・auじぶん銀行などに申し込める可能性がある
- 横浜銀行・イオン銀行は学生不可と明記している
- 勤務先には内定先ではなく現在のアルバイト先を書く
- 大手消費者金融は勤務先への電話による在籍確認を原則行わない
- 収入がない場合は、家族や学校の窓口、内定先の制度などを先に確認する
雇用形態ごとのカードローンの選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
社会人生活のスタートを借金で苦しいものにしないためにも、借入は必要最小限にし、初任給からの返済計画を立てたうえで判断しましょう。



















