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教育ローンとは?国と銀行の違い・審査で見られる点・申込みの注意点

更新日:2026年10月20日 2,225 view

高校・大学・専門学校などへの進学には、入学金や授業料のほかにも受験費用や一人暮らしの費用など、まとまったお金がかかります。こうした教育費の不足を補う方法のひとつが「教育ローン」です。

この記事では、次の点を解説します。

  • 教育ローンの仕組みと、国の教育ローン・銀行の教育ローンの違い
  • 教育ローンで借りたお金の使い道
  • 審査で見られるポイント
  • メリット・デメリットと、申込み時の注意点
  • 審査に通らなかったときに検討したいこと

結論として、教育ローンはカードローンより低金利で返済期間も長く設定されているのが一般的で、教育費をまかなうなら優先して検討したい借入方法です。ただし、融資までに日数がかかるため、入学金などの支払期限から逆算して早めに申し込むことが大切です。

教育ローンとは

教育ローンとは、使い道を教育に関する費用に限定したローンです。主に学生の保護者が申込者となり、子どもの入学金や授業料などに充てるために利用されます。

国の教育ローンと銀行の教育ローンがある

教育ローンは、提供元によって大きく2種類に分けられます。

国の教育ローンと銀行の教育ローンの主な違い
項目 国の教育ローン(日本政策金融公庫) 銀行などの教育ローン
金利 固定金利で、民間より低めに設定されることが多い 変動・固定など商品により異なる
世帯年収の上限 あり(子どもの人数などに応じて設定) 一般的にはなし
借入限度額 上限が定められている(海外留学は上限が高めに設定) 商品によって幅があり、高額まで借りられるものもある
対象となる学校 高校以上(大学・短大・専修学校・外国の学校など) 商品により異なる(幼稚園や小中学校を対象にするものもある)
融資までの期間 数週間程度かかることが多い 商品により異なるが、即日・翌日は難しいのが一般的

※金利・限度額・年収上限などの具体的な条件は、日本政策金融公庫や各金融機関の公式サイトで最新の情報をご確認ください。

カードローンとの違い

カードローンは使い道が原則自由で、限度額の範囲内なら何度でも借りられる便利さがあります。一方、金利は大手消費者金融で年18.0%前後、銀行カードローンでも上限は年14%前後のものが一般的です。

教育ローンは使い道が教育関連に限られ、原則として一度にまとめて融資を受ける形ですが、その分カードローンより低金利で、返済期間も長く設定されています。教育費のようにまとまった金額を長期間かけて返す場合は、教育ローンのほうが返済総額を抑えやすいといえます。

教育ローンのように使い道を限定する代わりに金利を抑えたローンは「目的別ローン」と呼ばれ、自動車の購入に使うマイカーローンなどもその一種です。目的別ローンを上手に選ぶ考え方は、マイカーローンを例にこちらの記事で解説しています。

教育ローンで借りたお金の使い道

教育ローンは、入学金や授業料だけでなく、教育に関連する幅広い費用に利用できるのが一般的です。たとえば日本政策金融公庫の教育ローンでは、次のような費用が使い道として案内されています。

  • 学校納付金(入学金、授業料、施設設備費など)
  • 受験にかかった費用(受験料、受験時の交通費・宿泊費など)
  • 在学のため必要となる住居費用(アパート・マンションの敷金・家賃など)
  • 教科書代、教材費、パソコン購入費、通学費用、修学旅行費用など

銀行の教育ローンも教育関連の費用に利用できますが、商品によっては学校への納付金に限定されるなど、使い道の範囲が異なります。申込み前に、利用したい費用が対象になるかを確認しておきましょう。

海外留学の費用にも使える

教育ローンは、一定の条件を満たせば海外留学の費用にも利用できます。留学費用の用意の仕方については、奨学金などほかの方法も含めてこちらの記事でまとめています。

国の教育ローンの主な利用条件

日本政策金融公庫の教育ローンは、主に次のような条件を満たす人が利用できます。

  • 融資の対象となる学校に入学・在学する人の保護者であること
  • 世帯の年収(所得)が、子どもの人数などに応じた上限額以内であること

対象となる学校は、大学・大学院・短期大学、専修学校・各種学校、高等学校・高等専門学校、外国の高校・大学・語学学校などで、小学校・中学校は対象外です。世帯年収の上限は子どもの人数や家庭の事情によって異なり、条件によっては上限が緩和される場合もあります。

具体的な年収上限や限度額は改定されることがあるため、申込み前に日本政策金融公庫の公式サイトで最新の条件を確認してください。

教育ローンの審査で見られるポイント

教育ローンの審査基準は公表されていませんが、一般的には次のような点が確認されると考えられます。

安定した収入があるか

教育ローンは長期間にわたって返済が続くため、申込者に安定した収入があることが重視されます。勤続年数や雇用形態、年収に対する返済額の割合なども判断材料になると考えられます。

信用情報に問題がないか

審査では、過去のローンやクレジットカードの利用状況を記録した「信用情報」も確認されます。延滞などの情報は、契約終了後も最長5年程度残ります。教育ローンの申込みを予定している場合は、現在利用中のクレジットカードやローンの支払いに遅れがないよう注意しましょう。

他の借入れの状況

住宅ローンや自動車ローン、カードローンなど、すでにある借入れの返済額も審査で考慮されます。返済負担が大きいと、希望額より少ない金額での融資となったり、審査に通らなかったりする場合があります。

申込み内容に誤りがないか

年収や勤務先、他の借入れの状況などを正確に申告することが大切です。事実と異なる内容を申告すると、書類や信用情報との照合で判明し、審査に通らない原因になります。

教育ローンのメリット

カードローンより低金利で借りられる

教育ローンは、カードローンなどの使い道自由なローンと比べて低金利に設定されているのが一般的です。金利の差は返済総額に大きく影響します。

たとえば50万円を3年(36回)で返済する場合、年18.0%なら返済総額は約650,743円、年14.5%なら約619,578円になります(元利均等返済で試算)。教育ローンのように低い金利で借りられれば、利息の負担を大きく減らせます。

返済期間が長く、据置期間を設けられるものもある

教育ローンは返済期間が長めに設定されており、毎月の返済額を抑えやすいのが特徴です。また、在学中は元金の返済を据え置ける(利息のみを支払う)期間を設けられる商品もあります。

教育ローンのデメリットと注意点

融資までに日数がかかる

教育ローンは、申込みから融資までに日数がかかります。日本政策金融公庫の教育ローンは、審査結果が出るまでと、その後の振込みまでにそれぞれ日数を要するため、全体で数週間程度を見込んでおく必要があります。銀行の教育ローンも、即日や翌日に借りられるものは多くありません。

入学金や前期授業料の納付期限は、合格発表から短期間で設定されていることがよくあります。受験前の段階から申込み準備を始めるなど、余裕を持ったスケジュールで進めましょう。

据置期間中も利息はかかる

据置期間中は元金の返済が不要でも、利息の支払いは必要です。また、据置期間が長いほど元金が減らない期間が長くなり、返済総額は増えます。たとえば300万円を年2.0%で借りた場合、据置期間中も月5,000円程度の利息がかかる計算です。

据置期間を使うかどうかは、在学中の家計の状況と返済総額のバランスを見て判断しましょう。

借りすぎに注意する

教育費は金額が大きく、つい多めに借りたくなります。しかし、教育ローンの返済は子どもの卒業後も長く続くことがあり、保護者の老後資金の準備にも影響します。必要な金額を学費の内訳から積み上げ、無理のない借入額にとどめましょう。

教育ローンの審査に通らなかったときは

教育ローンの審査に通らなかった場合でも、教育費を用意する方法はほかにもあります。

奨学金を検討する

日本学生支援機構の奨学金や、大学独自・自治体・民間財団の奨学金など、学生本人が利用できる制度があります。返済不要の給付型もあるため、まずは在籍校や進学予定の学校の窓口で相談してみましょう。学生が利用できるローンの種類については、こちらの記事でまとめています。

学校の分納・延納制度や公的な支援を確認する

学校によっては、授業料の分割納付や納付期限の延長に応じてもらえる場合があります。また、家計が急変した場合などに利用できる公的な支援制度もあります。学校の学生課やお住まいの自治体の窓口に相談してみてください。

カードローンは低金利のものを、少額にとどめる

どうしても不足する場合にカードローンを検討するなら、金利の低い銀行カードローンを中心に比較し、借入額は最小限にとどめましょう。カードローンは使い道が自由な分、教育ローンより金利が高く、長く借りるほど利息がかさみます。

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審査時間 最短即日審査 融資時間 最短即日融資
利用限度額 1,200万円 実質年率 年2.64%~年14.94% (年0.5%金利優遇:年2.14%~年14.94%)※利用限度額、金利優遇により金利が決定します。金利優遇条件はこちら

ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)のカードローンは基準金利年2.49%〜14.79%、限度額は10万円〜1,000万円です。SBI証券口座の登録などで金利の引下げを受けられる場合があります。※2026年10月時点の情報です。最新の条件は公式サイトでご確認ください。

なお、教育ローンの審査に通らなかった理由が収入や他の借入れの状況にある場合、カードローンの審査でも同じ点が確認されます。複数のローンに短期間で申し込むと申込み記録が重なり、かえって審査に不利になることもあるため注意しましょう。

まとめ:教育費は早めの準備と低金利の制度から検討を

教育ローンのポイントをまとめます。

  • 教育ローンには、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」と銀行などの教育ローンがある
  • 国の教育ローンは世帯年収の上限があり、高校以上の学校が対象
  • 使い道は教育関連に限られるが、カードローンより低金利で返済期間も長い
  • 審査では安定した収入、信用情報、他の借入れの状況などが確認される
  • 融資まで数週間程度かかることがあるため、支払期限から逆算して早めに申し込む
  • 据置期間中も利息はかかり、返済総額は増える
  • 審査に通らなかった場合は、奨学金や学校の分納制度なども検討する

教育費は、計画的に準備すれば借入れの負担を抑えることができます。返済が苦しくなった場合は、早めに借入先に相談しましょう。

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