一人暮らしの初期費用はいくら?お金がない人が費用を抑える方法

「一人暮らしを始めたいけれど、手持ちのお金で足りるか不安」「引っ越した後、少ない給料で生活していけるか心配」という人は多いのではないでしょうか。
結論からいうと、一人暮らしを始めるには、賃貸の初期費用・家具家電・引っ越し代を合わせて、家賃の7〜8か月分程度のお金がかかるケースがあります。ただし、物件選びや家具家電の調達方法を工夫すれば、初期費用は大きく減らせます。
この記事では、一人暮らしの初期費用の目安と内訳、お金がない人が費用を抑える方法、始めた後の生活費の節約方法、資金が足りないときの考え方を順に解説します。
- 一人暮らしを始めるのに必要な費用の目安と内訳
- 賃貸契約・家具家電・引っ越し代を抑える具体的な方法
- 一人暮らしを始めた後の生活費を抑えるポイント
- どうしても資金が足りないときに検討したいこと
一人暮らしを始めるのに必要なお金の目安
賃貸契約の初期費用は家賃の4〜6か月分が目安
一人暮らしの費用の中で、最も大きいのが賃貸契約の初期費用です。ここでは家賃6万円の物件を例に、目安を見てみましょう。
| 敷金 | 0〜12万円(家賃0〜2か月分) |
|---|---|
| 礼金 | 0〜12万円(家賃0〜2か月分) |
| 前家賃 | 6万円(家賃1か月分) |
| 仲介手数料 | 3万〜6万円(家賃0.5〜1か月分+消費税) |
| 火災保険料 | 1万〜2万円程度 |
| 鍵交換費・保証会社の保証料など | 数万円程度 |
| 合計 | 約20万〜40万円 |
※目安です。物件や不動産会社、地域によって大きく異なります。
敷金・礼金がそれぞれ2か月分かかる物件では、初期費用だけで家賃の6か月分を超えることもあります。
家具・家電の購入費用
新生活には家具や家電もそろえる必要があります。すべて新品で買う場合の目安は次のとおりです。
| 冷蔵庫 | 3万円前後 |
|---|---|
| 洗濯機 | 3万円前後 |
| 電子レンジ | 1万円前後 |
| 照明器具・カーテン | 1万5,000円前後 |
| 寝具・ベッド | 2万円前後 |
| 調理器具・食器・日用品 | 1万〜2万円 |
| 合計 | 約11万〜13万円 |
※目安です。選ぶ製品によって大きく変わります。
引っ越し費用と、合計額の目安
実家から近距離を引っ越す単身者の場合、引っ越し代は数万円が一つの目安です。ただし、3〜4月の繁忙期は料金が上がりやすくなります。
家賃6万円の物件で、敷金・礼金がある程度かかる場合は、初期費用・家具家電・引っ越し代を合わせて40万〜50万円程度になることもあります。最初に必要な金額を把握し、計画的に準備しましょう。
入居前に準備するお金のチェックリスト
- 賃貸の契約金(敷金・礼金・前家賃・仲介手数料・保険料・保証料など)
- 家具・家電・日用品の購入費
- 引っ越し代(業者代、レンタカー代など)
- 電気・ガス・水道・インターネットの開通にかかる費用
- 最初の給料日までの生活費(1か月分程度)
特に見落としがちなのが、最後の「当面の生活費」です。初期費用をすべて払った後に手元のお金がゼロになると、少しの出費で生活が回らなくなります。
お金がない人が一人暮らしの初期費用を抑える方法

敷金・礼金・仲介手数料が安い物件を探す
初期費用を減らすうえで最も効果が大きいのが、賃貸契約の費用を抑えることです。
- 敷金・礼金ゼロの物件:家賃6万円なら、それだけで最大24万円ほど減らせる場合があります。ただし、退去時のクリーニング費用が別途かかる契約もあるため、条件を確認しましょう。
- 仲介手数料が安い不動産会社:仲介手数料は法律で上限が決まっていますが、家賃の半月分や無料としている会社もあります。
- フリーレント物件:入居から一定期間の家賃が無料になる物件です。駅から遠い、築年数が古いといった物件で設定されていることが多いです。短期間で退去すると違約金がかかる場合があるため注意しましょう。
家賃そのものを抑える
敷金・礼金・仲介手数料・前家賃は家賃を基準に計算されることが多いため、家賃を下げると初期費用全体も下がります。毎月の家賃は手取り収入の3分の1程度までに抑えると、生活費に余裕を持ちやすくなります。
家具・家電は手持ちや中古を活用する
実家で使っているものを持っていく、家族や知人から譲ってもらう、フリマアプリやリサイクルショップで中古品を買うといった方法で、家具家電の費用は大きく減らせます。最初は冷蔵庫・洗濯機・寝具などの最低限にとどめ、必要なものを少しずつそろえるのも一つの方法です。
引っ越し費用を比較して抑える
引っ越し業者は複数社から見積もりを取り、料金を比べましょう。繁忙期を避ける、平日や午後の便を選ぶ、荷物を減らすといった工夫でも費用を抑えやすくなります。荷物が少なければ、単身向けのパックや自分で運ぶ方法も検討できます。
一人暮らしを始めた後の生活費を抑えるには

一人暮らしは始めた後も、家賃に加えて食費・光熱費・通信費などが毎月かかります。お金が足りなくなる前に、次のポイントを見直しておきましょう。
食費は自炊とまとめ買いで抑える
外食やコンビニでの購入が多いと、食費はすぐに膨らみます。自炊を中心にし、特売日のまとめ買いや日持ちする食材・冷凍食品を上手に使えば、食費を大きく減らせます。
光熱費はこまめな節約を積み重ねる
使っていない照明や家電の電源を切る、シャワーの時間を短くするなど、日々の小さな節約を積み重ねましょう。月数百円の節約でも、1年続ければまとまった金額になります。電力会社やガス会社の料金プランを見直すのも効果的です。
通信費は格安SIMなどへの乗り換えを検討
大手携帯会社の料金プランを使っている場合は、格安SIMや各社のオンライン専用プランへの乗り換えで、毎月の通信費を数千円単位で減らせることがあります。固定費の削減は一度見直せば効果が続くため、優先して取り組みましょう。
毎月の予算を決めて、先に貯金する
一人暮らしを始めたら、最初の1〜2か月は家計簿アプリなどで支出を記録し、「家賃」「食費」「光熱費」「通信費」「日用品」「交際費」などの項目ごとにいくら使っているかを把握しましょう。そのうえで、給料日に一定額を別の口座へ移す「先取り貯金」をすると、急な出費に備えるお金を確保しやすくなります。
将来、結婚して二人暮らしを始める場合の生活費の目安と節約のポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
収入を増やす方法も考える
節約だけでは限界があるときは、収入を増やす方法も検討しましょう。スマホを使ってできる副収入の方法と注意点については、こちらの記事で詳しく解説しています。
また、一人暮らしでは友人や職場の付き合いによる出費も意外と大きくなります。お金がないときの飲み会の上手な断り方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
恋人とのデート費用を抑えたい人は、お金をかけずに楽しめるデートのアイデアを紹介したこちらの記事も参考にしてください。
どうしても資金が足りないときに検討したいこと

まずは入居時期や物件の条件を見直す
初期費用が足りない場合は、入居時期を少し遅らせてお金を貯める、より安い物件を探すといった方法をまず検討しましょう。家族に一時的に援助してもらえないか相談するのも一つの方法です。
カードローンを使う場合は「短期で返せる額」に限る
一人暮らしを始めた後の一時的な出費で、近いうちに返済できる見込みがある場合は、カードローンを利用する方法もあります。大手消費者金融の中には、はじめての利用者向けに無利息期間を設けている会社があります。
| 会社名 | 無利息期間の概要 |
|---|---|
| プロミス | 初回利用日の翌日から30日間(メールアドレス登録とWeb明細の利用が条件) |
| アコム | 契約日の翌日から30日間 |
| アイフル | 契約日の翌日から30日間 |
| レイク | 条件により365日間・60日間・30日間(契約日の翌日から。併用不可) |
※2026年10月時点の情報です。最新の条件は各社の公式サイトでご確認ください。
プロミスの無利息期間は、契約日ではなく初回利用日の翌日から始まるのが特徴です。契約だけ先に済ませておいても、実際に借りるまでは無利息期間が始まりません。
プロミス

| 審査時間 | 最短3分※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | 融資時間 | 最短3分※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 |
|---|---|---|---|
| 利用限度額 | 1~800万円 | 実質年率 | 2.50%~18.00% |
プロミスは初回利用日の翌日から30日間無利息(メールアドレス登録とWeb明細の利用が条件)。契約後すぐに借りなくても、無利息期間を無駄にしにくいのが特徴です。
ただし、カードローンは借金です。無利息期間を過ぎれば利息がかかり、返済が遅れると信用情報に延滞の記録が残って、今後のクレジットカードやローンの審査に影響します。また、申込みや契約の情報も信用情報機関に登録されます。毎月の家賃や生活費を補うために借り続ける使い方は避け、「次の給料で返せる額」にとどめましょう。
生活費が足りない状態が続くなら公的な相談窓口へ
一人暮らしを始めた後、収入が減るなどして生活費が足りない状態が続く場合は、市区町村の自立相談支援機関や社会福祉協議会に相談しましょう。家計の立て直しの相談や、生活福祉資金貸付制度などの公的な支援を案内してもらえます。
まとめ:初期費用を把握し、無理のない一人暮らしを始めよう

- 賃貸契約の初期費用は家賃の4〜6か月分程度が目安
- 家具家電・引っ越し代を含めると40万〜50万円程度かかることもある
- 敷金・礼金ゼロ、仲介手数料が安い会社、フリーレント物件で初期費用を抑えられる
- 家賃は手取りの3分の1程度までが目安。家賃を下げると初期費用も下がる
- 家具家電は手持ち・譲り受け・中古品を活用し、最低限から始める
- 引っ越しは相見積もりと繁忙期を避ける工夫で安くできる
- 生活費は食費・光熱費・通信費の見直しで抑える
- カードローンは短期で返せる一時的な出費に限り、無利息期間の条件を確認して使う
一人暮らしは、始める前の準備で必要なお金が大きく変わります。必要な金額を把握し、費用を抑える工夫をしたうえで、無理のない計画で新生活をスタートさせましょう。




















