マイナンバーとカードローンの関係|審査への影響と本人確認での使い方

「マイナンバーでカードローンの利用が勤務先や家族に知られるのでは」「審査でマイナンバーの情報を見られるのでは」と不安に思う人もいるでしょう。
結論からいうと、マイナンバー(個人番号)は法律で使い道が社会保障・税・災害対策に限られており、カードローンの審査に使ったり、カードローン会社が集めたりすることはできません。マイナンバーを通じて借入れの情報が勤務先や家族に伝わる仕組みもありません。
一方で、マイナンバーカードは顔写真付きの本人確認書類として、カードローンの申込みで広く使われています。番号と「カード」は分けて考えることが大切です。
この記事では、次の内容を解説します。
- マイナンバー制度の基本と、使える範囲
- カードローンの審査・利用にマイナンバーが関係するか
- マイナンバーカードを本人確認書類として使うときの注意点
- 2027年4月からのオンライン本人確認の変更点
マイナンバー制度の基本
マイナンバーは12桁の個人番号
マイナンバーは、住民票を持つすべての人に1人1つずつ割り当てられる12桁の番号で、「個人番号」とも呼ばれます。2016年1月から利用が始まりました。
使える範囲は社会保障・税・災害対策に限られている
マイナンバーを使える範囲は、番号法(行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律)で、社会保障・税・災害対策の分野に限られています。勤務先や証券会社、銀行などにマイナンバーを提出するのは、源泉徴収票の作成や税務署への届出など、法律で決められた手続きのためです。
提出を受けた会社が、法律で決められた目的以外にマイナンバーを使ったり、集めたりすることは禁止されています。
カードローンの審査・利用にマイナンバーは関係する?
カードローンの審査にマイナンバーは使えない
カードローンの審査は、社会保障・税・災害対策のいずれにも当たりません。そのため、カードローン会社が審査のためにマイナンバーを申告させたり、マイナンバーを使って申込者の情報を調べたりすることはできません。申込みの際に個人番号を申告する必要もありません。
審査で使われるのは、申込内容、本人確認書類、収入証明書類、そして信用情報機関(CIC・JICC・KSC)に登録された借入れ・返済の情報です。信用情報はマイナンバーとは別の仕組みで管理されています。
申込みから借入れまでの審査の流れについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
マイナンバーから借入れが勤務先や家族に知られることはない
カードローンの借入れや返済の情報がマイナンバーにひもづけられることはなく、勤務先や家族がマイナンバーを使って借入れを調べることもできません。
勤務先がマイナンバーを使うのは、給与の源泉徴収や社会保険の手続きのためです。カードローンを利用していても、勤務先に提出した書類や手続きに借入れの情報が載ることはありません。
勤務先や家族に知られるとしたら、別の原因
借入れが勤務先や家族に知られるきっかけになりやすいのは、マイナンバーではなく、次のようなことです。
- 勤務先への確認の電話(銀行カードローンでは電話する場合があります)
- 自宅に届く郵送物やローンカード
- 返済の遅れによる督促の電話・郵便
大手消費者金融は、勤務先への電話を原則行わないと公式に案内しており(アコムは「100%なし」、レイクは「一切おこないません」)、Web完結・カードレスで郵送物をなくせる方法も用意しています。期日どおりに返済することも、督促の連絡を避けるうえで大切です。
※2026年10月時点の情報です。最新の条件は各社の公式サイトでご確認ください。
マイナンバーカードは本人確認書類として使える

カードローンの申込みで広く使われている
マイナンバーカードは、顔写真付きの公的な本人確認書類として、カードローンの申込みで使うことができます。たとえば次のような使い方があります。
- プロミス:本人確認書類として運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなどが使える
- SMBCモビット:WEB完結のオンライン本人確認で、運転免許証またはマイナンバーカードを撮影する
- アイフル:「マイナンバーカードで本人確認」を使い、カード郵送を希望しなければ来店・郵送物なしで手続きできる
- レイク:初回契約で本人確認方法にマイナを選べば、郵送物なしで契約できる
- 三菱UFJ銀行(バンクイック):申込時にカードレスを選ぶ場合はマイナンバーIC認証が必須
※2026年10月時点の情報です。最新の条件は各社の公式サイトでご確認ください。
なお、「通知カード」は本人確認書類として使えません。
裏面を提出するときは個人番号を隠す
マイナンバーカードを本人確認書類として提出するときに必要なのは、原則として表面(氏名・住所・生年月日・顔写真)です。裏面には個人番号が記載されているため、裏面の画像やコピーを提出する場合は、個人番号が見えないように隠しましょう。
マイナンバーカードで所得情報を提出できるサービスもある
アコムのアプリでは、マイナンバーカードを使った所得情報の提出にも対応しています。これは、申込者本人が自分の意思で所得の情報を提出する方法で、カードローン会社がマイナンバーを使って情報を調べるものではありません。利用するかどうかは本人が選べます。
2027年4月からオンライン本人確認が変わる
犯罪収益移転防止法施行規則の改正により、2027年4月1日から、非対面の本人確認の方法が変わる予定です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原則として廃止される方法 | 写真付き本人確認書類の画像と、本人の顔の画像を送る方法(いわゆる「ホ方式」)や、書類の写しを送る方法 |
| 引き続き使える主な方法 | マイナンバーカードなどのICチップの情報を読み取る方法、公的個人認証(JPKI) |
| 対面の場合 | ICチップ付きの書類は、チップの読み取りが必要になる(別の改正、2027年4月施行) |
この変更によって、カードローンのオンライン申込みでも、マイナンバーカードなどICチップ付きの本人確認書類を使う場面が増えると考えられます。読み取りの際には、カードを受け取ったときに設定した暗証番号が必要になる場合があるので、事前に確認しておきましょう。
ここで使われるのはカードのICチップに記録された本人確認のための情報で、個人番号を審査に使うわけではありません。
マイナンバーを悪用されないための注意点
個人番号を求められたら目的を確認する
カードローンの申込みで、個人番号の申告を求められることは通常ありません。「審査のためにマイナンバーを教えてください」と求める業者や、SNSなどで個人間融資を持ちかけて個人番号やカードの画像を求める相手には注意しましょう。
カードや暗証番号を他人に渡さない
マイナンバーカードを他人に貸したり、暗証番号を教えたりすると、なりすましによる申込みなどに悪用されるおそれがあります。お金を貸す条件としてカードを預かろうとする業者は、無登録のヤミ金融の可能性があります。
不審な業者や連絡があった場合は、警察相談専用電話(#9110)、金融庁 金融サービス利用者相談室(0570-016-811)、消費者ホットライン(188)などに相談しましょう。
申込内容は正確に。審査で確認されるのは別の情報

マイナンバーが審査に使われないからといって、申込内容を自由に書いてよいわけではありません。他社借入は信用情報で、年収は収入証明書類で、勤務先は在籍確認で確認されます。事実と違う申告は発覚しやすく、契約後に分かれば一括返済を求められるおそれもあります。
申込内容の虚偽がどのように発覚するかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
特に年収は、消費者金融では総量規制により借入上限を決める重要な項目です。年収の正しい申告方法と、借入可能額との関係については、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ:マイナンバー(番号)とマイナンバーカードは分けて考える
- マイナンバー(個人番号)は社会保障・税・災害対策に使い道が限られ、カードローンの審査には使えない
- カードローンの申込みで個人番号を申告する必要はない
- マイナンバーを通じて借入れが勤務先や家族に知られる仕組みはない
- マイナンバーカードは顔写真付きの本人確認書類として使える。裏面を出すときは個人番号を隠す
- 2027年4月からは、オンライン本人確認でICチップの読み取りが中心になる予定
- 個人番号やカードを求める不審な業者には注意する
勤務先や家族に知られずに利用したい場合は、マイナンバーではなく、勤務先への電話や郵送物の扱いを確認してカードローンを選びましょう。
SMBCモビット

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※2026年10月時点の情報です。最新の条件は各社の公式サイトでご確認ください。














