アコムの借換え専用ローンとは?金利・対象となる借入・審査のポイント

複数の消費者金融やクレジットカードのキャッシングを利用していて、「毎月の返済日がバラバラで管理しにくい」「金利の高い借入をまとめたい」と考えている方の選択肢のひとつが、アコムの「借換え専用ローン」です。
結論からお伝えすると、アコムの借換え専用ローンは消費者金融やクレジットカードのキャッシングの残高を、アコム1社にまとめて計画的に返していくための返済専用ローンです。銀行カードローンやクレジットカードのショッピング利用は対象外で、追加の借入もできません。
- アコムの借換え専用ローンの金利・限度額・返済方式(2026年10月時点)
- まとめられる借入・まとめられない借入
- 申込み方法と審査で見られるポイント
- 借り換えで本当に負担が減るかを確かめる方法と注意点
アコムの借換え専用ローンの基本スペック
アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループの消費者金融です。通常のカードローンとは別に、他社からの借入を借り換えるための「借換え専用ローン」を用意しています。
金利・限度額・返済方式
| 商品名 | 借換え専用ローン |
|---|---|
| 金利(実質年率) | 7.7%~18.0% |
| 利用限度額 | 1万円~300万円 ※貸付額は申込時の借換え対象ローン残高(元金のみ)の範囲内 |
| 返済方式 | 元利均等返済方式 |
| 返済期間・回数 | 借入日から最長12年3ヵ月・1~146回 |
| 追加借入 | 不可(返済専用) |
| 対象となる借入 | 消費者金融からの借入、クレジットカードのキャッシング |
| 対象外の借入 | 銀行のカードローン、クレジットカードのショッピング利用 |
| 無利息サービス | 対象外 |
※2026年10月時点の情報です。最新の条件は各社の公式サイトでご確認ください。
通常のカードローンとの違い
アコムの通常のカードローンは、限度額の範囲内で何度でも借りられる「極度方式」の商品です。これに対して借換え専用ローンは、借り換えに必要な金額を一度だけ借りて、あとは毎月決まった額を返していく商品です。
- 借りられる金額:借り換える借入の元金残高の範囲内に限られる
- 返済方式:元利均等返済のため、毎月の返済額が一定で、完済までの道筋が見えやすい
- 追加借入:できない。返済が進んでも借入枠は復活しない
- 無利息期間:アコムの「契約日の翌日から30日間無利息」は無担保カードローンが対象で、借換え専用ローンは対象外
「まとめたあとに、また借りられる枠が残る」商品ではない点が、借金を確実に減らしたい方にとってはむしろメリットになります。
まとめられる借入・まとめられない借入

借換え専用ローンを検討するときに最初に確認したいのが、「自分の借入が対象になるか」です。
対象になるのは「消費者金融」と「カードのキャッシング」
アコムの公式サイトでは、対象となる借入を消費者金融からの借入とクレジットカードのキャッシングとしています。たとえば次のような組み合わせであれば、アコム1社にまとめられる可能性があります。
- A社(消費者金融)30万円+B社(消費者金融)40万円
- 消費者金融20万円+クレジットカードのキャッシング枠15万円
銀行カードローンとショッピングリボは対象外
一方で、銀行のカードローンと、クレジットカードのショッピング利用(ショッピングリボを含む)は対象外と明記されています。
「銀行カードローンもまとめたい」「リボ払いの残高もまとめたい」という場合は、アコムの借換え専用ローンではすべてをまとめることができません。この場合は、次のような別の選択肢と比べてみましょう。
- アイフルの「おまとめMAX」「かりかえMAX」:実質年率3.0%~17.5%、限度額1万円~800万円。銀行や貸金業者からの借入に加え、クレジットのショッピング債務(ショッピングリボを含む)も対象と明記されています
- 銀行カードローンでの借り換え:銀行によっては、カードローンの資金使途として借り換え・おまとめを認めています
※2026年10月時点の情報です。最新の条件は各社の公式サイトでご確認ください。
銀行カードローンを使った借り換えについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
アコムの借換え専用ローンの申込み方法
申込み窓口
借換え専用ローンは、インターネットや自動契約機などから申し込めます。すでにアコムと取引がある方は、専用の窓口(0120-98-2899/平日9:00~21:00)に問い合わせることもできます。
申込み方法や受付時間は変更されることがあるため、申し込む前にアコム公式サイトの借換え専用ローンのページで最新の案内を確認してください。
準備しておきたいもの
- 本人確認書類:運転免許証、マイナンバーカードなど(有効期限内のもの)
- 収入を確認できる書類:源泉徴収票、確定申告書、給与明細など。アコムのカードローンでは、アコムの契約が50万円を超える場合や他社を含めた借入総額が100万円を超える場合に提出が必要です。借り換えでは金額が大きくなりやすいため、あらかじめ用意しておくと手続きがスムーズです
- 借り換える借入の情報:借入先の会社名、現在の元金残高、適用金利、毎月の返済額が分かるもの(会員ページの画面や利用明細など)
借換え専用ローンの貸付額は「申込時の借換え対象ローン残高(元金のみ)」の範囲内です。残高を正確に把握しておくことが、審査と手続きの両方で重要になります。
借り換え後の返済の流れ
借換え専用ローンの融資金は、既存の借入の返済に充てるためのものです。他社への返済方法や、完済を確認する手続きについては、契約時にアコムから案内される方法に従ってください。
借り換えが終わったら、まとめた先の会社で残高が0円になっているか必ず確認しましょう。不要になったカードローンは、解約も検討するとよいでしょう。枠が残っていると、また借りてしまうきっかけになりかねません。
借換え専用ローンの審査で見られるポイント
アコムは審査基準の詳細を公表していません。ここでは、借り換え・おまとめのローン全般で重視されやすいポイントを整理します。
安定した収入があるか
アコムのカードローンは「20歳から72歳までの安定した収入と返済能力を有する方」が対象です。借換え専用ローンの申込み年齢は公式ページで明記されていないため、申込み前に確認してください。
アルバイト・パートでも、毎月の収入が継続していれば申し込めます。一方、年金収入だけの方や、本人に収入がない方は、アコムのカードローンでは対象外とされています。
他社の借入件数と返済状況
借り換えの審査では、まとめる予定の借入についても「これまで遅れずに返してきたか」が確認されると考えられます。借入件数が多い場合でも、延滞なく返済できていれば審査の対象になりますが、件数が多いほど返済計画の実現性は慎重に見られるでしょう。
信用情報に延滞や債務整理の記録がないか
信用情報機関には、ローンやクレジットの契約内容と返済状況が記録されています。CICやJICCでは、延滞などの情報は契約期間中と終了後5年以内まで登録されます。長期の延滞や債務整理の記録があると、借り換えの審査は厳しくなります。
短期間に何社も申し込まない
ローンの申込み情報は、信用情報機関に約6か月残ります。「どこか通るところを」と短期間に何社も申し込むと、審査で不利になるおそれがあります。条件を比べて、申込み先を絞り込んでから申し込みましょう。
複数の借入をまとめる方法そのもの(おまとめローン・銀行カードローン・債務整理の違い)については、こちらの記事で詳しく解説しています。
借り換え前に確認したい注意点

金利が下がらなければ負担は減らない
借換え専用ローンの金利は7.7%~18.0%です。適用される金利は審査で決まり、現在の借入より必ず低くなるとは限りません。
たとえば、今の借入がすべて年18.0%で、借り換え後も18.0%だった場合、毎月の返済額は下がっても、返済期間が延びることで利息の総額はかえって増えることがあります。
| 金利・期間 | 毎月の返済額 | 利息の合計 |
|---|---|---|
| 年18.0%・3年(36回) | 約18,100円 | 約15万1,000円 |
| 年15.0%・3年(36回) | 約17,300円 | 約12万4,000円 |
| 年18.0%・5年(60回) | 約12,700円 | 約26万2,000円 |
※元利均等返済で単純計算した目安です。実際の返済額はアコムの返済シミュレーションや契約内容でご確認ください。
同じ年18.0%でも、3年で返すか5年で返すかで利息は11万円ほど変わります。借り換えを判断するときは、「毎月の返済額」だけでなく「金利」と「返済総額」を比べることが大切です。
総量規制との関係
消費者金融には、貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える新たな貸付を禁じる「総量規制」があります。ただし、顧客に一方的に有利となる借換えなどは「例外貸付」とされ、年収の3分の1を超えていても貸付が認められる場合があります。いわゆるおまとめローンは、この仕組みを根拠にしています。
注意したいのは、例外貸付であっても借入残高そのものには算入されることです。借り換え後に年収の3分の1を超えている状態であれば、他の消費者金融から新たに借りることはできません。「まとめたら、もう新しく借りない」前提で利用しましょう。
まとめたあとに他社で借り直さない
おまとめや借り換えでよくある失敗が、完済して空いた他社の枠で再び借りてしまうことです。こうなると、借入総額はかえって増えてしまいます。借り換えが終わったら、使わないカードローンの解約も検討してください。
返済が苦しいときは早めに相談を
借り換えをしても返済の見通しが立たない場合は、無理に借入を重ねず、早めに相談しましょう。
- 日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター(0570-051-051)
- 法テラス(日本司法支援センター)
- お住まいの自治体の生活困窮者向け相談窓口や社会福祉協議会
返済に遅れたときに届く郵送物や、その対応については、こちらの記事で詳しく解説しています。
以前アコムを利用していた方は再契約の扱いも確認
借換え専用ローンはアコムの利用が初めての方だけの商品ではありませんが、過去にアコムのカードローンを解約した方は、手続きの窓口や審査の扱いが新規の方と異なる場合があります。以前の契約が残っているかどうかも含めて、事前に確認しておくと安心です。
アコムを解約したあとにもう一度利用する場合の手続きについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ:対象の借入と返済総額を確認してから申し込もう

- アコムの借換え専用ローンは、実質年率7.7%~18.0%、限度額1万円~300万円(借換え対象の元金残高の範囲内)
- 元利均等返済で最長12年3ヵ月。追加借入はできない返済専用の商品
- 対象は消費者金融の借入とクレジットカードのキャッシング。銀行カードローンとショッピング利用は対象外
- 無利息サービスの対象外
- 審査では、安定した収入、これまでの返済状況、信用情報が重視されると考えられる
- 金利が下がらないまま返済期間だけ延びると、利息の総額は増えることがある
- まとめたあとは他社で借り直さず、返済に専念する
借換え専用ローンは、複数の借入を1本にして返済計画を立て直すための商品です。申し込む前に、まとめたい借入が対象になるか、借り換え後の金利と返済総額が今より有利になるかを確かめてから判断しましょう。
※2026年10月時点の情報です。最新の条件は各社の公式サイトでご確認ください。




















