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法人向けおすすめETCカード7選!メリットと種類ごとの特徴も解説

更新:2022年5月2日

電話しているビジネスマンと社用車

法人でETCカードを作る際は、法人での利用目的に即したカードを作るのがおすすめ。ETCカードの利用頻度が高いほど、選んだカードによってお得度や利便性が左右されます。

今回は、経費削減に適した、法人向けのおすすめETCカードをご紹介いたします。あわせて、法人がETCカードを選ぶコツなども解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

法人向けETCカードとは

法人向けETCカードとは、法人向けのクレジットカードや、クレジット機能のない法人が利用できるETCカードの総称です。

法人向けETCカードと言っても、個人向けカードと機能的に違いはありません。契約の対象が法人向けとなっていたり、サービス内容が法人に寄せた内容になっていたりするのみ。

法人向けETCカードには、様々な種類がありますので、目的や事業規模に合わせて最適なカードを選ぶ必要があります。

法人向けETCカードの種類

ETCカード

法人向けETCカードは3種類。それぞれについて解説いたします。

  • 法人クレジットカード付帯ETCカード
  • 法人ETCカード
  • ETCコーポレートカード
種類 年会費 その他コスト 発行枚数 備考
法人クレジットカード付帯ETCカード 無料~カードによる 無料 複数枚可能(発行カードによる) 低コスト、ポイント還元や付帯サービス有、休日、深夜、平日朝夕割引あり
法人ETCカード 500円~組合による 出資金(脱退時返金)10,000円
カード発行手数料無料~800円
利用額の数%(事務手数料)
最大4枚 どの車両でも利用可能
休日、深夜、平日朝夕割引あり
発行元により手数料など変わる
ETCコーポレートカード 500円~発行元、組合による 出資金(脱退時返金)10,000円
または保証金(利用平均額の4倍相当)
各車両につき1枚 大口、多頻度割引で最大40%割引
利用額5,000円、5回以下/月 では割引なし

法人クレジットカード付帯ETCカード

法人クレジットカード付帯のETCカードは、名称通り「法人クレジットカード」の追加カードとして発行するETCカード。法人ETCカードとしては、最も簡単かつポピュラーな方法です。

発行元となる法人クレジットカードのサービス内容によって、ETCを利用した際のポイント還元率や受けられるサービスは異なります。一般的に、最もコストメリットの多い法人ETCカードでもあります。

法人クレジットカード付帯ETCカードの作り方

法人クレジットカード付帯ETCカードの作り方は、以下の通りです。

  1. 法人クレジットカードに申し込み
  2. ETCカードの同時発行を選択・必要情報送信
  3. 審査通過後、カード受取
  4. 利用開始

個人向けクレジットカードのETCカードと、大きな流れは変わりません。ただし、選ぶ法人カードによっては、事業の実態を示す書類(登記簿謄本等)が必要なケースがあります。選びたい法人カードが決まったら、申し込みに必要な書類を事前にチェックしておくのがおすすめです。

法人ETCカード

法人ETCカードは、ETC協同組合、または高速情報協同組合などが発行するクレジット機能なしのETCカード。最大4枚まで発行可能です。

原則、「中小企業等協同組合」に定める中小企業の組合員のみ発行できる、とされています。ポイント還元などのメリットはありませんが、クレジットカード審査がなく、設立間もない会社でも安心して申し込みが可能です。

カード発行時の手数料や出資金のほか、ETCカード利用額に対して5%~8%の手数料がかかり、コストがある程度かかります。

法人ETCカードの作り方

法人ETCカードを作る手順は、以下の通りです。

  1. ETC協同組合または高速情報協同組合公式サイトにアクセス
  2. 申込フォームに必要事項を入力、送信
  3. 必要書類の受取、記入・返送
  4. 出資金10,000円を振り込み
  5. ETCカード受け取り

申し込みはオンライン完結ではなく、必要書類が送られてきたら記入・返送する必要があります。スピーディな発行は難しいため、すぐに手元にETCカードが欲しい法人は、クレジットカード付帯のタイプがおすすめです。

ETCコーポレートカード

ETCコーポレートカードは、高速道路事業者である「東/中/西日本高速道路株式会社」が、ETC利用の大口・多頻度顧客のために発行しているETCカードです。

ETCカードの朝夕割引のほか、利用金額やタイミングに応じて最大40~50%も割引が受けられます。ただし、カード1枚につき登録車両1枚しか使えないため、毎月最低5,000円、頻度は5回以上の利用がないと割引が適用されません。

コストは発行手数料629円/年のほか、保守サービス料年間500円のみ。大口で利用がある法人にとっては、コストは少なく、割引が大きくなるため非常にお得です。

ETCコーポレートカードの作り方

ETCコーポレートカードの作り方は、2通りあります。

  • NEXCOに直接申し込み(各高速道路会社HPより申請書ダウンロード、申し込み)
  • 事業協同組合経由で申し込み(組合に問い合わせ、提案内容に沿って申し込み)

個人で申し込みたい場合はNEXCOからの申し込みが便利ですが、デポジット(保証金)を支払う必要があり、初期コストが大きくかかります。

一報、組合に加入し、事業協同組合経由で申し込んだ場合は組合が支払い保証を行うため、初回の出資金(1万円程度が多い)のみでOK。

コスト面を考えると、法人の場合は組合経由がおすすめです。

ETCにおすすめの法人カード7選

法人カードを持つ男性社員

ETCカード発行におすすめの法人カードを以下7枚選び、表で比較してみました。

カード名称 カード年会費 ETC年会費 ETC発行枚数 カード特徴
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
36,300円(税込) 550円 ビジネスカード1枚につき20枚まで発行可能 ・出張・会食時に役立つハイクラスなサービスあり
・設立間もなくても審査柔軟
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
22,000円(税込) 無料 1枚につきETCカード5枚まで発行可能 ・プラチナカードならではのラグジュアリーな優待
・コンシェルジュ(秘書)サービス有
JCB法人カード
JCB法人カード
1,375円(税込)/初年度無料 無料 ETCカード何枚でも発行OK ・堅実、スタンダードな法人カード
・ゴールド、プラチナへのステップアップ可能
楽天ビジネスカード
楽天ビジネスカード
2,200円(税込)/総計13,200円(税込) 550円(税込) 何枚でもOK ・楽天プレミアムカードの追加カード
・プライオリティパスなどハイグレードのサービス付帯
オリコ 法人カード EX Gold for Biz
オリコ 法人カード EX Gold for Biz
2,200円(税込)/初年度無料 無料 各カード1枚 ・ビジネス向け格安ゴールド
・各ブランドのビジネスサービスが利用できる
ライフカードビジネスライト スタンダード(法人カード)
ライフカードビジネスライト
無料 無料 各カード1枚につきETCカード発行1枚 ・貴重な年会費無料ビジネスカード
・ビジネス向け特典付帯
セゾンコバルトビジネスアメックス
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
永年無料 無料 カード1枚につきETCカード5枚まで ・格安ビジネスカード
・ウェブサービス系事業にうれしい特典多数

それぞれについて、個別に解説いたします。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

年会費
(初年度)
36,300円(税込) 年会費
(2年目)
36,300円(税込)
還元率 0.33%〜0.40% 発行日数 約1〜3週間

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、アメリカン・エキスプレス・カードが発行するビジネスカード。ゴールドカードの名称ながら、一般的なプラチナカードクラスのステータス性・サービス内容を誇ります。

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ETCカード最高20枚発行可能!車両を多数抱える法人に

ETCカードは本カード1枚に対して最高20枚まで発行可能。カード付帯ETCカードは通常数枚までの発行が一般的な中、非常に多い枚数まで発行できるのが大きな強みです。

車両の数が多い法人で利用するなら、非常に便利。ただし、ETCカード1枚につき年会費が550円(税込)かかる点にご注意ください。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

年会費
(初年度)
22,000円(税込) 年会費
(2年目)
22,000円(税込)
還元率 0.5%〜1.0%  発行日数 最短3営業日

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、セゾンカードが発行するビジネス向けプラチナカード。開業届を出していない会社員でも発行可能です。

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年会費無料で最高5枚まで発行!永久不滅ポイントが貯まる

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスのETCカードは、年会費無料。さらに、1枚につき最高5枚までETCカードが発行できます。

ETCカード利用額に応じて、有効期限のない「永久不滅ポイント」が貯まるのも魅力。

2万円台で持てる上に、コンシェルジュサービスなど「プラチナカードならでは」の特典がしっかりついた、コストパフォーマンス最強の法人プラチナカードです。

JCB法人カード

年会費
(初年度)
無料 年会費
(2年目)
1,375円(税込)
還元率 0.5%〜1.0%  発行日数 約2週間

JCB法人カードは、低コストで発行可能な王道法人カード。さらに上のゴールドカード、プラチナカードも用意されているため、会社規模に合わせてカードをステップアップしたい法人にも最適です。

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ETCカード年会費無料、何枚でも発行可能

JCB法人カードのETCカードは、年会費無料、かつ何枚でも発行可能です。法人カードの中でも、ETCカードを何枚でも発行可能となっているタイプのカードはめずらしく、車両を多数抱えている企業でも安心。

法人カードとしての信頼性は抜群、法人利用に最適な1枚です。

楽天ビジネスカード

年会費
(初年度)
2,200円(税込) 年会費
(2年目)
2,200円(税込)
還元率 1.0% 発行日数 必要書類到着後から約2週間程

楽天ビジネスカードは、楽天グループが発行する「楽天プレミアムカード」に追加で発行可能なビジネスカード。年会費は2,000円台ですが、プレミアムカードの年会費と合計して13,200円かかります。

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何枚でも発行OK、高還元率・何枚でも発行OKのETCカード

楽天ビジネスカードのETCカードの特徴は、何枚でも発行OK、かつポイント還元率が高い点です。発行元の「楽天ビジネスカード」自体の還元率が常時1.0%~となっているため、ETC利用時も1.0%のポイントが付与されます。

ETCカード1枚につき年会費550円(税込)かかるのはデメリットですが、総合的に見て優秀なカードです。

オリコ EX Gold for Biz

年会費
(初年度)
無料 年会費
(2年目)
2,200円(税込)
還元率 0.45%〜0.50% 発行日数 申し込み後約1週間

オリコ EX Gold for Bizは、オリコが発行する格安ビジネスゴールドカード。年会費が安いのに、国際ブランドのビジネスオファーも活用できる1枚です。

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ETCカード年会費無料!ETCカードはカード1枚につき1枚のみ

ETCカードの年会費は無料ですが、クレジットカード1枚につき1枚のみの発行。メンバーカードは本カード1枚につき3枚まで発行できますので、ETCカードの発行枚数は最大4枚です。

ゴールドカードでありながら、年会費は格安。かつ、国際ブランドのゴールドカード特典が利用できるのは非常に魅力的。格安でビジネスカードが使いたい方にぴったりの1枚です。

ライフカードビジネスライト(スタンダード)

年会費
(初年度)
永年無料 年会費
(2年目)
永年無料
還元率 発行日数 最短4営業日

ライフカードビジネスライト(スタンダード)は、ライフカードが発行するビジネス向けクレジットカード。非常に珍しい「年会費無料」のビジネスカードです。

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カード年会費無料!ETCカードも年会費無料で1枚発行可能

ETCカード、クレジットカードともに年会費無料が最大の魅力です。発行枚数はカード1枚につき1枚のみですが、コストがかからないのにビジネス系優待がしっかり使える点が魅力的。
設立間もない法人など、ETCカードにコストをかけられない場合に最適です。

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

年会費
(初年度)
永年無料 年会費
(2年目)
永年無料
還元率 0.5% 発行日数 最短3営業日

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、セゾンカードが発行するアメックスブランドの格安ビジネスカード。主にウェブサービス系に強い特典内容です。

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追加カード9枚まで!それぞれにETCカードが発行可能

ETCカード永年無料、かつ本カード1枚に対して5枚まで発行可能です。1枚の法人カードでETCカードを大量に発行したい場合には向きませんが、追加カードが無料で9枚まで発行できますので、社員それぞれにETCカードを渡しておきたい小規模の法人にはぴったり。

ウェブサービス系にうれしい特典やポイント優待多数ですので、ウェブ系で独立した個人事業主や法人に検討してほしいカードと言えます。

会社で法人向けETCカードを作るメリット

メリット

会社で法人向けETCカードを作るメリットは、以下の3点です。

  • ETC割引サービスでコストダウン可能
  • 交通費の経費管理がかんたんに
  • ポイント還元で経費がお得

ETC割引サービスでコストダウン可能

法人向けETCカードに共通しているメリットが、ETC割引サービスが利用できる点です。たとえば、休日割引は一般的に30%が適用され、現金での決済よりも30%お得。

例えば、年間100万円ETC料金がかかる会社では、全体で30%のコストダウンが実現すると、単純計算で30万円もの経費が削減できる計算です。

実際には、カードの種類や平日朝夕割引などの割引の種類や頻度によって割引率は変わりますので、最もコストダウンに役立つ1枚を選びましょう。

交通費の経費管理がかんたんに

法人向けETCカードを作ると、交通費の経費管理が簡単です。たとえば、今まで現金で高速道路の通行料を支払っていると、経費をその都度手渡ししたり、領収書を整理したりする手間が発生します。

一方、法人ETCカードを導入すれば、各ETCカードにつき、いつ、どこを走行していくらかかったかの情報が詳細に確認できます。さらに、ひと月の利用分を一括請求されますので、細かくその都度精算が必要ありません。

現金で管理するのに比べ、経費管理が非常にやりやすくなります。

ポイント還元で経費がお得

法人クレジットカード付帯ETCカードであれば、発行元のクレジットカードの種類によっては「ポイント還元」が受けられます。

たとえば、楽天ビジネスカードは法人カードの中でも非常に高還元率で、ETCカード利用分も常時1.0%のポイント還元が受けられます。

年間100万円分ETCカードを利用すれば、1万円分ものポイント還元が受けられるのは大きなメリット。ポイントを利用し、楽天市場で備品を購入すれば直接的に経費削減ができます。
ただし、カードによってはポイント付与が受けられない場合も。発行前によくご確認ください。

事業に合った法人向けETCカードを選ぶコツ

虫眼鏡でノートPCを見つめる男性

ここでは、事業に合った法人向けETCカードを選ぶ際のコツを5つご紹介いたします。

  • ETC利用頻度が月5回以下なら法人カード付帯ETCカード一択
  • 運送、交通はじめETC利用機会の多い事業者はETCコーポレートカードが有利
  • 発行枚数は社員数より車両数でカウントするのがおすすめ
  • 経費削減をつきつめるなら交通費以外も含めた最適化を
  • 発行元のクレジットカードは事業内容に合ったサービスつきの1枚を

ETC利用頻度が月5回以下なら法人カード付帯ETCカード一択

ETCカードの利用頻度が月に5回以下など「頻度・金額」が大きくない場合には、法人クレジットカード付帯のETCカード一択と言えます。

維持コストが最も低く、発行ハードルが低い

理由としては、初期費用がほぼかからないことに加え、法人クレジットカードさえはっこうしておけば、審査なしで簡単に発行できることが挙げられます。

また、カードによってはポイント還元があるため、単純に他のカードよりもポイント還元分だけお得です。利用頻度が低い法人であれば、コスト面や導入のしやすさなど総合して法人カード付帯ETCカードが最適です。

運送、交通はじめETC利用機会の多い事業者はETCコーポレートカードが有利

ETCの利用機会が多い事業者は、大口・多頻度割引で最大40%割引が受けられる「ETCコーポレートカード」が有利です。NEXCOの公式ページによると、以下のように割引率が設定されています。

自動車1台ごとの1ヶ月の利用額 割引率(ETC2.0)
5千円を超え、1万円までの部分 10%(20%)
1万円を超え、3万円までの部分 20%(30%)
3万円を超える部分 30%(40%)

ETC2.0を利用した場合は最大40%、通常のETCの場合は30%が上限値です。加えて、平日朝夕割引なども独自の割引が行われ、非常にお得。1台につき3万円以上ETCを利用するような事業者には、ETCコーポレートカードが最適と言えます。

発行枚数は社員数より車両数でカウントするのがおすすめ

社員は多くなくても、車両が多い場合には、車両ごとにETCカードを発行しておくと管理が楽になります。どの車でどこに行って、いくらETC料金がかかったのかを明細ですぐに把握でき、便利です。

よって、社員数でETCカードの枚数をカウントするのではなく、実際に利用する車両数を目安にカード発行枚数は検討しましょう。

経費削減をつきつめるなら交通費以外も含めた最適化を

ETCカード利用によって「経費削減」を突き詰めるのであれば、交通費以外も含めて最適化をするのがおすすめ。たとえば、ETCカードだけではなく、現状をより便利、かつコストダウンできる方法の一つが「法人クレジットカード発行」です。

法人カード発行で優待・割引や経費処理の手間・時間の削減にも繋がる

法人カードを発行し、経費の支払いに利用することで、常時ポイント還元が受けられるほか、弁護士初回無料相談サービスや事業関連のサービスの優待、福利厚生サービスの割引などが受けられます。

さらに、経費処理にかかっている手間や時間を考慮すると、人件費の削減にも繋がりますよね。

ETCカード利用による「交通費削減」以外にも目を向け、できるところから無駄をはぶき、コストダウンしていきましょう。

発行元のクレジットカードは事業内容に合ったサービスつきの1枚を

法人クレジットカードの追加カードとして法人向けのETCカードを発行する際は、発行元のカードが提供するサービスにも注目してみてください。

例えば、法人カードの種類によっては、サーバーレンタル代金の割引や、福利厚生サービスの入会料金(数万円)が無料になるケースも。発行元のクレジットカードで受けられるサービスをしっかりチェックして事業に活かせる1枚を選ぶのが、最良の1枚を選ぶコツです。

法人向けETCカードのよくある質問

ここでは、法人向けETCカードを利用する上でよくある質問をまとめてみました。

  1. クレジット機能がないETC法人カードはある?
  2. 審査なしでETC法人カードを作る方法は?
  3. ETCコーポレートカードは個人事業主でも作れる?

クレジット機能がないETC法人カードはある?

クレジット機能がないETC法人カードは、今回ご紹介した下記2種類です。

・ETC法人カード
・ETCコーポレートカード

こちらはクレジット機能がなく、法人カードなしで純粋なETCカードとして発行できます。ただし、契約時に組合への出資金、もしくは保証金が必要ですので、法人クレジットカードの追加カードとして発行した方がメリットは多いケースもあります。状況に応じて最適な選択をしていきましょう。

審査なしでETC法人カードを作る方法は?

審査なしでETC法人カードを作るには、クレジット機能のない「ETCコーポレートカード」が最適。

ETC法人カードについては、実は組合を介して発行するシステムになっているため、完全な「審査なし」ではなく、組合の審査に合格し、加入できないと手に入れられません。

ETCコーポレートカードの場合は、NEXCOからの「直接発行」を選ぶことで、高額なデポジット(保証金)を支払えば、デポジットを担保としてETCカードを発行してもらえるため審査がありません。

どうしても審査を受けたくない場合はETCコーポレートカード(直接発行)をご検討ください。

ETCコーポレートカードは個人事業主でも作れる?

個人事業主も、ETCコーポレートカードは作れます。車両1台ごとに契約する為、複数台所有している場合は枚数分の初期費用はかさみますが、個人事業主もETCの利用が頻繁(月3万円以上)にある場合はETCコーポレートカードがお得です。

まとめ

法人向けETCカードは大きく分けて3種類ありますが、ETCの利用頻度や金額が1台あたりで3万円を超えない場合は「法人クレジットカード付帯ETCカード」が最適です。

高速道路事業者や組合が発行するETCカードは、保証金や出資金が必要な他、発行スピードもゆっくり。少額で利用する場合はメリットがほとんどありません。

これからETCカードを発行したい法人の方は、ぜひ事業の中でETCカードを利用する規模などを確認し、最適な1枚をみつけてくださいね。

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